『何よりも、君が見たかった未来はこれでいいとも思う。』
みるみる内にそれは偏愛へと姿を変える。地道に積み重ね、元の場所にあった羞恥はマヒをおこしていた。身体的特性から得たのか、心象と重ね合わせたのか。
大筋から逃れられた快楽に溺れているのか、違いに甘えて生きているのだろうか。すべてが煩わしく、また、愛しく。思いもよらず二極化された。極地から書かれた文章は理屈に別れを告げたため、燦然と輝く黙示録のごとく、美しくもあると信じたい。
おばあちゃんから本が届いた。狂人日記。ちょっと読んだ。そんなに遠くない。様々なきっかけもある。タイミング、小説を書く日が近い。そんな気もする。
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自分は誰とも一体になれないのか。
人と一体になるにはどうすればよいのか。
–(本文より)
似たようなことを最近考えていた。
何よりも、君が見たかった未来はこれでいいとも思う。待つが、何を頭に浮かべようと針が刺さる。昔、撮った写真をみて待つ。
(2020年05月02日 心象記より)