前回紹介した、埼玉八潮の八條八幡神社の本殿は力強さを感じる絵巻風の本殿彫刻でしたが、八条八幡神社から5km少し離れた、大曽根八幡神社という神社にもとんでもない彫刻が存在します。それがこちら。
八條八幡神社に比べ、曲線を多用した繊細な彫り込みの1895年製の本殿彫刻です。
神職さんから聞いた話では、八條八幡神社の本殿と制作者が同じとのこと。
特に、柱に巻き付いた龍のインパクトが凄まじいです。
柱を削って作ったのか、別パーツを貼り付けたのか分かりませんが、どっちにしても神業であることには違いないでしょう。
余談ですが、本殿の作製については当時の記録が残っているそうで、かなりのお金がかかったため、村が割れるくらいの議論になったそうです。
本殿だけでなく拝殿の彫刻も迫力があります。
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goshuin_memo(Instagram)
その1:八條八幡神社
その3:青梅住吉神社
『音楽とアートと神社』コラム