『前に歩いていかないと後ろに道はできない』
とにかく、前に歩いていかないと後ろに道はできない。道のりの体験者は平等に”自分”である。ぐしゃぐしゃにされた紙くずは、広げても折り目がたくさんついている。彼が言っていた「一切、不可逆」。身体はだんだんと言うことを聞かなくなり、死に向かう。歳を重ねれば、不可避な問題となってくる。自分にもそんな実感が微かに湧いてきた。それとはまた別に、大人になってから知った。正直に生きても意外と大丈夫。
いくら問うても返事はないので、暖を取り合い印をつけて解を作っていく。心象に恐れをなしていても始まらないので、とかく行動。ふとした瞬間に怠惰になりがち。それが嫌なわけではないけども、なんともこう、説明のつかない状態になる。
この先、数年は社会に落とし込んでいく時期と直感的に気づいている。考えすぎてがんじがらめよりかは、前に前にと。頭を回すのではなくどんどんと失敗していく。あまり、そこに何かがあるかと仮定するのではなく、先に動く。社会に落とし込むというより、正確にはそのサイクルに。お金に興味無いけど、精神だけは起業家を見習うほどに。分刻み。
(2019年6月26日 心象記より)