20200419

『何にも赦しを乞うわけでもなく、時間の経過を待つが、何を頭に浮かべようと針が刺さる。』

一定のリズムで、太めの針が心に刺さる。

ひとりでいると感傷的にすらなれない。ひたすらに堕ちてしまう。針は私を堕とそうとしてくる、なぜ。思考に感情など、そもそも絡まっていなくて、初めから感情がただ不安定なのである。誰の何のせいでもない、正体のわからないこの現象はどこに運べばいいのか。いい加減に行き先を教えてほしいもの。疲弊する。

方法が決して見つからない。このように文章にしているが、ただ”堕ちている”ということのみを表した文章は好きではない。書くことにより安心感を得る手法といえば手法だが、作品でも何でもなくて、日記でもない、これは不必要な自己開示に思える。
何にも赦しを乞うわけでもなく、時間の経過を待つが、何を頭に浮かべようと針が刺さる。昔、撮った写真をみて待つ。

(2020年04月19日 心象記より)


20200416
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