『そのビートの上で、何を言うのか。荒波に飛び込む一隻の船のよう。』
数日間、何をしていたやら、何もしていないやら。特に書き留めるほどのこともなく。2pacの伝記映画をみた。そこからhip hopしか聴いていないような気がする。90年代のチープな打ち込みは、やたらと中毒性がある。理由は分からないが、なくてはならないものになり得る理由がわかる。近しい場所にはあったけど、自らあまり聴いたことがなかった。
他のジャンルの音楽を聴いても、耳が寂しくなる。hip hopは精神性が強い音楽だと感じ、また、言葉の音楽とも思う。そのビートの上で、何を言うのか。荒波に飛び込む一隻の船のよう。リアリティにあふれる。発表するためのものではない、しごく個人的な詩を綴りたくなる。しばらくは抜けられそうにない。
最近、思考のつまりを少し和らげる方法をみつけた。意識を外界に向けながら考える。常にそのままでいれるように空っぽに。こういった方法は、発見しては消えていくことがすでに予見される。
(2019年6月25日 心象記より)