タイトル:おもひで
※本人の楽曲を聴きながらインタビューを読めます
6.構成する9つの作品
1.鈴木光司(リング原作シリーズ)
2.矢野顕子(夢のヒヨコ)
3.リチャード・ドーキンス(利己的な遺伝子)
4.手塚治虫(シュマリ)
5.松本大洋(SUNNY)
6.Peter Jacson(Brain dead)
7.YMO(東風)
8.植松伸夫(ファイナルファンタジーシリーズBGM)
9.Peter Tosh(BUK IN HAMM PALACE)
『人類が平和になるためには、”自分より力がある人間に対して正しいことを言える力”がないといけないと思うんですよね』
7.お金についてどう思っていますか?
Dragon Chop:お金の存在によって、人類の共通認識で物の価値を定めることができる。今僕が持っているお金は労働で得たお金。これでご飯を買える。お金はすごい便利だと思う。しかし世界全体のお金の動きを考えると、自分がお金を稼ぐことによって間接的に他国の人たちを苦しめている可能性がある。目に見えないお金のせいで戦争が起きると思うんですよ。それも性だと思いますけどね。
-性とは人間の性という意味ですか?
Dragon Chop:そう、人の性。ただ、”それを知った上でお金を持つこと”と”理解せずにお金を持つこと”は違うと思います。戦争をお金のせいにするわけではなくて、人類が平和になるためには、”自分より力がある人間に対して正しいことを言える力”がないといけないと思うんですよね。
-その力がないと、力がある人の思い通りになるというわけですね。
Dragon Chop:それを直すためには、まずは僕らが実行しなきゃいけないわけです、一番下からね。僕が上司にそれを言えれば上司は役員に言えるわけだし、それを役員が取引先の権力の強いお客さんにも言えて、お客さんはそれを通すための法案を汲み取って、官僚にも文句が言えて、その官僚は内閣の大臣に言えて、大臣はきちんと総理大臣に文句が言えて、そういう体制があれば、戦争にはならないと思うんですけどね。
忖度が続いた最悪の結果が戦争になる。僕らにやれることは「革命だ!」とか言って今の菅総理をぶっ殺したりすることではなく、ただ目の前にいる自分よりパワーのある人間に対して NO と言える勇気を持つことだと思うんですよね。それが日本のためにできることですね。「システムがそうなっているから、仕方ないだろ」その納得のさせ方をしてくる人に対して歯向かうのは、絶対にやらなければいけないと思います。
『やっぱり1人だとクオリティの限度があるからね』
8.今後の目標を教えてください
Dragon Chop:まず来年、歌入りのアルバム6曲入りとインストのアルバム6曲入りを作りたいです。…とりあえず、そんなところかな目の前の目標は。
-完全にバンドでリリースされるんですか?
Dragon Chop:そうですね。Dragon Chop 名義では誰かに頼まれた時だけです。自発的に個人としてリリースすることはないです。やっぱり1人だとクオリティの限度があるからね。
『今のこの状態がキープされるとは思えないですね』
9.今生きているこの人生に関するこだわりや、どんな人生にしたいかを教えて下さい
Dragon Chop:盆栽を極めたいです。もっと、もっと。
-Dragon Chop さん個人として10,20年後はどういう風に過ごしていると思いますか?
Dragon Chop:どうでしょうね。想像もできないですね。今のこの状態がキープされるとは思えないですね。戦争が起きてるかもしれない。病気や介護とかで忙しくて音楽なんて、できていないかもしれない。
それが今の10年後のビジョン。音楽ができないかもしれない(笑)
【プロフィール】
DRAGON CHOP
1988年生まれ。バンド「AKAME ROCKERS」のボーカル兼キーボード担当。
トラックメイクの際にはイントロの印象づけを重要視しており、シンセサイザーで独自のメロディーラインを打ち込む。
歌謡曲や演歌のような声で歌うため、好き嫌いが分かれる。
AKAME ROCKERS
レゲエを軸に他ジャンルの特色を取り入れながら、唯一無二の曲調を作る。2021年3月に1st アルバムCD「DRAGON CHOP」をリリース。名古屋、茨城、福島、埼玉など全国各地でLIVE巡業中。