
私はヤリタミサコという詩人です。
ビート詩や視覚詩や音声詩など、詩とアートと音楽の間を楽しんでいます。ヨーコ・オノもそのメンバーだった、フルクサスというアメリカの美術運動の再演活動もしています。ビートジェネレーションと呼ばれる詩人たちは、自分自身の感覚から発生する外界に対する怒りを、それまでにないスタイルで表現しました。皮肉やユーモアたっぷりに、即興的・音楽的に。
絶望しても、人間の底力を信じて表現しています。違う意見の人たちが自分の表現することが、人間が生き延びる方法であり、殺し合わない手段だと。
第二次世界大戦で徴兵拒否した詩人たちは、ベトナム戦争に反対しました。
人間を疎外し、人間を抑圧する動きには断固として反発します。
だから、原発に反対し、戦争に反対し、独裁政治に反対し、貨幣経済にがんじがらめになることに反対し、人が人を尊重しない価値観に反対し、世界が滅ぶことに反対します。
大多数や大きい声の意見には“?”を感じ、そういう自分たちの小さい怒りを表現する人たちです。
ファーリンゲティは2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から「飛行機の歴史」を書いて発表しました。ボブ・ディランはキューバ危機のときに核戦争で世界は滅ぶのだと思って「A Hard Rain’s a-Gonna Fall」を書きました。
彼らの危機感と世界観を、私は自分の声を通して伝えたいと考えています。

宣伝文はクエスチョンできけ!
ガイコツが動かす社会とは?
shitな詩を読む
Lawrence Ferlinghetti
BOB DYLAN
Allen Ginsberg
Anne Waldman
William Carlos Williams
【話者】
ヤリタミサコ

はじめまして、遠藤ヒツジです。
普段は詩や小説を中心とした文筆活動をしながら、朗読も精力的に行なっています。
同じく連載をもつ伊藤竣泰と共に朗読イベント「ポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT」を共催しています。
主に詩や朗読活動のことを中心に作品や人物を紹介するコンテンツにしていこうと思いますが、人生って分からないものなので、ふんわり方向転換するかもしれません。
不定期更新ですが、ぜひご覧ください。
第01編:詩集『挣扎的貝類』
第02編:詩集「クロウ―烏の生活と歌から―」
第03編:「待てど暮らせど、サーカスはこない~巡回展・カウント篇」
第04編:「2011年3月11日」のことを思い起こす
第05編:中原中也「骨」
第06編:ショーンK『「自分力」を鍛える』
第07編:故永しほる『あるわたしたち』
第08編:宮沢賢治「雨ニモマケズ」・遠藤ヒツジ「表現は加害する」
第09編:Pさん「シン・小説」
第10編:オカワダアキナ『ミントマイナスマイナス』
第11編:小川三郎『あかむらさき』
第12編:KOTOBA Slam Japan2021松戸大会
第13編:遠藤ヒツジ「椿と雪」
第14編:ユタカB「詩篇5つ」
第15編:北村透谷「思想の聖殿」
第16編:小骨トモ『神様お願い』
第17編:バイロン作・小川和夫訳『マンフレッド』
第18編:ポエトリーの覚書
第19編:永井玲衣『水中の哲学者たち』
第20編:桑原滝弥『詩人失格』
第21編:向坂くじら『とても小さな理解のための』
第22編:詩劇「いないる」
第23編:タムラアスカ『光合性』
第24編:モリマサ公『絶望していろ、バーカ』
第25編:北村透谷「楚囚之詩」──翻案
第26編:ZAZEN BOYS『らんど』
第27編:生成AIは詩人から詩を奪うか?
第28編:三の不在──宮澤賢治「風野又三郎」及び「風の又三郎」断想
第29編:横光利一「街の底」に流れる映像的詩情

スポークンワード、スラム、ポエトリーリーディング、オープンマイク…大喜利すれすれな議論止まらぬこの界隈に…足りないものはなんだ?なんで営まれてきた年月の割にポピュラーじゃないんだ?
立ち止まりたいとき、入り乱れるとき、そして疲れ果てて進めないとき、
必要なのは収支確認や転職サイト登録ではなく原”典”回帰。
疑問にはいつだって答の顔をした隙間風を吹かしてみれば、おのずとページはめくられるのだ。
スラムの創始者、自称”スラムパパ”ことマーク・ケリー・スミスによるスラムやスポークンワードについての指南書、”TAKE THE MIC”と”STAGE A POETRY SLAM”の2冊、を中長期的に解説という体で紹介していくのは”中央分離帯のロビンソン・クルーソー”ことllasushi。
なぜスポークンなのか。
なぜワーズじゃなくワードなのか。
なぜポエトリーにパフォーマンスが付くのか。
なにをもってスラムなのか。
ぎこちなさと、おぼつかなさと、こころもとなさと…可能性の3点リードまたはグーチョキパーをすべて兼ね備えた、誰かがとっくにやってそうなのに誰もやってこなかった類のポッドキャスト、まさかの配信開始。
“楽しませるだけでなく挑むこと”
受け手の想像力が最後のピースだ。
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